ホームイベントレポートジュニアキャンプレポート

ジュニアキャンプレポート

7月25日から27日までの三日間、二泊三日で尾瀬でジュニアキャンプを行いました。

集合は朝の八時、スポーツガーデン!もちろん私自身あんなことが起こるなんて夢にも思いませんでした。前日、キャンプファイヤー担当責任者として気合を入れて、学生時代、野外教育に関するゼミに所属していた友達とキャンプファイヤーについて打合せと言いますか、御教授して頂いていたのです。前日は埼玉県の川越に居りまして、そこから友達のいる富里まで深夜に車で飛ばし、その後ドンキーでちょっとした買出しをして家に戻ると3時半。下手に寝ると寝坊しそうだから徹夜して行こうと決めました。全て準備し終わっていざ出発しようかと思った瞬間の出来事でした。携帯が無い・・・。時計を見ると6時過ぎ。さすがにいつかは見つかるだろうと思っていましたが、なかなか見つからない。まあいいや。最悪携帯無くても生きて行けるし・・・。そろそろ出発しますか!・・・ん?車の鍵が無い・・・。これはヤバイ。ここで事態の重さを確認。気が狂うように家の中を探し回りますが、だって移動できなくて連絡できなくて・・・。あれだけ昨日頑張って考えていたのに何なんだ!という感情の葛藤が私を目まぐるしく駆け巡りました。

7時半過ぎ、どこかで私の携帯らしきもののバイブが鳴り出しました。「絶対洵也さんからだ。」だけどこれが見つからないんです。遠近感が全くないと言いますか、とんでもないくらいありそうで無いのです。携帯を探しつつ車の鍵を探しつつを繰り返し、どうしようもなく何も出来ない自分情けなくなりました。途中で携帯が鳴っているのに行動を辞めました。何て言うのでしょうか。放心状態、もしくは妥協と言うのでしょうか。脱力感に駆られて何も動けない中、リビングで寝転びました。色々な人の顔が目に浮かびます。子どもたちの顔やスタッフの顔や・・・。相変わらず鳴り続ける携帯。横をチラッと見ると何か点滅した動きが見えるんです。とんでもない!携帯がソファーの脇というか裏に落っこちていました。「そこかよ!」何かまたエネルギーが出てきました。すぐさま洵也コーチに電話!「すいません!携帯無くて車の鍵無くてあのえーと#’&%$#!〜*?」興奮して何も言えません。「とりあえず曽根さんに電話しろよ!」とのことで、すぐさま曽根さんに電話したところ、「もう出発したから車で来てくれ!」と言われて思わず「わかりました!」とは言ってみたものの、まだ車の鍵がない!とのことでまたすぐ探してみたら見つかるのにわずか1分ほど。場所は洗濯機の脇にありました。

何で?なんて考えてる暇もなくすぐさま群馬へ・・・。人間て我を失ったら見えないものですね。私だからでしょうか。まさか分からない土地に自分で行くなんてほんの数時間前は想像もつかなかったですよ。もちろん本当やばかったですよ。だって無睡眠ですから。何度落ちそうになったか。落ちそうになる度に洵也コーチに電話。するとほとんど声が聞こえないのです。周りのノイズと言いますか、子どもたちの声と言いますか。ただとにかく伝わってくるのは洵也コーチが既に疲れていることでした。途中曽根さんからの電話。すると全く後ろからの声が聞こえないのです。とてつもなく普通に電話できるのです。テニスの子どもたちが乗ったバスは33人対してサッカーのバスに乗ったのはわずか10人。テニスとサッカーの子どもたちの関わるスポーツの性質的な環境が出た結果でしょうか。とにかく電話で分かったのはサッカースクールの子どもたちが乗っているバスはうるさく、テニススクールの子どもたちが乗っているバスは静かであったということです。途中ICで追いつきました。気まずいことは去ることながら、しかし皆さんは私のミスに対して寛大に接してくれました。それが逆にプレッシャーで、別にMなわけではありませんが、とにかく暖かかったです。

運転すること4時間あまり。着いた先は自然に囲まれた民宿。自然に酔う暇もなくすぐさま昼ごはんです。メニューはチキンライス。テニススクールの子どもたちとは隣の民宿でしたが、スタッフ含めた12人の食卓でのこと。私と洵也コーチは子どもたちに対してのアプローチを、打合せも全くしていないにも関わらず共通していました。まさに以心伝心!!そうです、集団生活を通じての教育というべきものです。

子どもたちのほとんどはきっと家族から離れて寝泊りしたり生活する経験は初めてだったのではないでしょうか。ですから当たり前とすることを伝えていきたかったのです。例えば、挨拶であったり、スリッパを脱ぐときは揃えるであったり、食事の後は皿を片付けることや椅子を揃えるなんてこと。それに付け加えて周りの友達のことも考えて行動することなど色々と指摘していきました。普段は気を使わなくてもいいことを、気にする。普段はいかに楽しているか、更には親御さんに対しての感謝の気持ちを持たせてあげたいと思ったのです。もちろんベースは子どもたちにこのキャンプを楽しんでもらうこと、これは根本的な部分ですが、それに付随したサブテーマ的ものでした。

イベント風景最初の食事、早速のハプニングです。私と洵也コーチは子どもたちに「残さずに全部食べよう。」と言いました。最近の子どもは好き嫌いが多い、とよく聞きますが、言われ始めたのがまさに私たち世代からでしょうか。今の子どもはさらに酷いとのことでしたが、その好き嫌いが始まった最先端の世代での生き残りがいました。そう我らがJJ洵也コーチです。綺麗にあるものを残しているのです。そう緑の平和です。

その証拠写真がありますが、ちなみにこの時の子ども達の突っ込みに対して言うのです。「人がやっていないから自分もやらないの?大事なのは自分ができているかどうか。しかも食事をたくさん食べるのはみんなこれから大きくなるから食べなきゃいけないんだよ!コーチたちは身長とかもう大きくなることがないんだよ。」と言ってももちろん聞きません。当たり前ですよね!このことに対して私は洵也コーチに小声で言うのです。「頑張って食べてよ!」と言っても「これはマジ無理!食べたら吐くし。」こっちも全く言うことを聞きません。

とりあえず事態が収まらないこの雰囲気に洵也コーチは「俺宗教上食えないんだよ。」と言ってのけました。それでもまだブーブー言う子どもたち、強引に押し切って事態を収めました。このわけの分からない当然心理の高さにビックリですが、そう言っている間に「あ!毅大(たけひろ)がもうちょっとだ!」と私が言いました。小学校1年生に対しては同じ学年の友達なのに、それ以上の学年の子どもに対しては自分より小さい友達が食べてるのに、みたいな競争心理を与えたところ、全員食べました。あれだけ玉葱が駄目だと言っていたのに食べちゃうんです。あまり味が分かっていないんでしょうか?ただの食わず嫌いだということが分かりました。

食べなくていいなら食べなくていいなんて考えは甘いんです。というのは、この合宿に来て益々そう考えるようになったんです。原因は「裸足のゲン」でした。その民宿に漫画が1巻から13巻まで置いてあるのです。昭和時代の貧しい時代に家族を失い、なおも強く生き続ける主人公の中岡元に私と洵也コーチは強く心を打たれたのもあって更に強くアプローチしたのです。今ある食事に感謝しろ!!て具合に私たちは熱くなっていました。熱くなっても相変わらず洵也コーチは宗教上の理由で食べれないものがたくさんありました。このことで、何だかんだで子どもたちはこの後文句は言うものの、キャンプ最後の食事までしっかりとご飯を食べました。そうなんです。食べたくないではなくて食べなきゃいけない、それで食べようとしなければいけないのです。みんなよく出来た!!

とにかくその後はちょっと移動してグランドでサッカーの練習です。その移動の際に使う車はちょっと古くて大きなバンでした。もちろんマニュアル車です。そしてもちろん運転は私でした。その1台に子どもたち10人が乗って移動。そんなことも楽しそうで、車をわざと揺らしてみると大はしゃぎです。私がこの子達の思い出をマネジメントしました!あっはっは(笑)グランドでは、テニスコートの下にある土のグランドで練習。上には33人もの大人数。しかも広いグランドに対して10人。とにかく人数にやられるなと、君たちはサッカースクールを代表なんだと言うような、この10人の組織に対しての帰属感を与えたかった私たちは、まず大きな声を出させました。つまり、その帰属感を生むからこそ自分勝手なことはできない、この10人の組織が好きだから、もしくはこのサッカースクールが好きだから携わる人間だからこそ自分を高めたいと自然に意識出来るようにしたかったんです。

とにかくレッスン中は一つ一つ声を出させました。「出来た!やったー!」大きな声を出している子どもたちにこんな事を言ったのです。「人数は負けても声の大きさ、楽しむことは絶対負けるな!」やたらテンションの上がる子どもたち。それをチラチラ見るテニスの子どもたち。そんなことしているときにテニススクールの子どもの誰からか言われたらしいのです。「お前らうるさい!!」それに対して何か喧嘩が起こりそうな予感。そんな時私たちは言ったのです。「彼らは敵ではないから。同じ仲間、ただやってるスポーツが違うだけ。勘違いするなよ。みんなが楽しそうだから羨ましいのさ。それにいちいち反応してイライラしてたらキャンプを楽しむことが勿体ないぞ!」その言葉とおり、子どもたちは一生懸命この後練習していました。もしかしたら本当にテニスの子どもはイライラしていたのかもしれません。しかし私はサッカースクールの子どもが楽しそうなものならテニスの子どもたちの雰囲気が移ると思ったのです。

イベント風景イベント風景イベント風景

この後、雨が続き、私があれだけ考えてきたキャンプファイヤーも初日で中止が決まり、あの試行錯誤は一体何だったんだという感じでしたが子どもたちはそんな雨の中でも常に笑いが絶えず、この自然の空気や仲間たちの触れ合いを楽しんでいました。そして食事や各イベント事に段々と自分たちから積極的にやろうとする子どもたちの変化が見え始め、3、4年生などの上級生は1、2年生の面倒を見るようになり、1,2年生はしっかりとお兄さん的な上級生に付いていき一生懸命楽しんでいました。1年生の龍司君なんかみんなに抱きついてキスしていましたから!!素晴らしい愛情表現ですね!とにもかくにも洵也コーチ共々子ども達の3日間の行動に対して大変評価しています。

子ども達の成長ぶり、そして、生活に対してみんなが行動しようとしたこと。結果ではない意識していたこと。本当にとても素晴らしかったです。その一つ一つの目標を与え、それが達成出来たから楽しかったのかな、なんて思ったりします。この3日間で、色んなスタッフ、子どもたちと触れ合うことが出来ました。特にサッカースクールの10人とは距離が近くなり、レッスンでは普段見れない子どもたちの顔が見れました。逆に子どもたちに言われました。勝手に部屋に入ってきた子どもたちが「たくとコーチすげー気の抜けた顔してたー。」確かに。普段はテンション高いところしか見せてないからなー。でも最後に「もう1泊したい!」とみんなが言ってくれたので良かったと思っています。これからもこのようなイベントがあれば、私自身是非参加させていただけたらと考えています。このような貴重なイベントに対して呼んでくれた洵也コーチに加え、曽根コーチ、迷惑をかけましたスタッフ方。感謝の気持ちで一杯です。ありがとうございました。

写真/山村梢 文/木村拓人
八千代スポーツガーデンサッカースクール  TEL:047-480-0071
〒276-0046 千葉県八千代市大和田新田458-1

Copyright sports-create, All Rights Reserved.
Powered byRAPID PROGRESS